うつ病に効果的なアニマルセラピーとは

動物と触れ合うことで、なんとなく気持ちが癒やされたり、ストレスを発散できたりした経験をお持ちの方もいるでしょう。

アニマルセラピーとは「動物介在療法」のことであり、動物との触れ合いによって、人々の生活の質を高めるアプローチです。

アニマルセラピーは、うつ病にも効果があると言われています。

今回は、うつ病に効果的なアニマルセラピーを解説していきます。

この記事を読むことで、アニマルセラピーについて知ることができますのでぜひ参考にしてみて下さい。

アニマルセラピーとは

アニマルセラピーとは、一体どういったものなのでしょうか?

以下では、アニマルセラピーについて解説しています。

動物との触れ合いで人の心を癒すアニマルセラピー

アニマルセラピーは、動物と触れ合うことで心を癒すことを最大の目的としています。

ペットを飼うこともアニマルセラピーの一つです。

日本では、介護福祉施設で積極的にアニマルセラピーが導入されています。

しかし、海外に比べてアニマルセラピーを行っている団体が日本では少ないのが現状です。

今後、日本でのアニマルセラピーの広がりが期待されます。

アニマルセラピーで活躍する動物

アニマルセラピーに用いられる代表として、犬が多く挙げられます。

犬の場合は、行動学的にもさまざまな知見が得られているため、セラピーにも応用しやすいという側面があるのです。

犬は、セラピードッグと呼ばれ特別な訓練を受けてから施設などを訪問します。

他にも馬やイルカなどの動物が、アニマルセラピーとして活躍しています。

特に馬に関しては「乗馬療法」と呼ばれ、古代ローマでは傷ついた兵士の治療にも用いられました。

アニマルセラピーで期待できる効果

アニマルセラピーで期待できる効果は、以下のようなものがあります。

  • 表情が明るくなる
  • 精神面の安定を図る
  • 自発性の向上
  • 世話をするという使命感
  • 動物にまつわる会話が増える

もちろん個人差はあるとは思いますが、動物と触れ合うことでいい影響があるのは言うまでもありません。

ペットを飼っている人は飼っていない人より、年間20%前後病院に行く回数が減ったというデータがあります。 

また、動物を介したアプローチによって、自然に身体活動の機会となりますし、何かしようという意欲がわく方もいます。

アニマルセラピーは、心と体の両方をケアできる心身のリハビリといってもいいでしょう。

ペットが飼えない場合は?

アニマルセラピーに興味はあるけど、様々な事情からペットが飼えない人もいると思います。

ペットを飼っていないからといって、アニマルセラピーができないわけではありません。

地域のドッグスクールなどが、ボランティアで犬を連れて施設を訪問する取り組みをしているケースもあります。

そのような機関を探し、ボランティアの派遣などを要請してみることも一つの方法です。

アニマルセラピーがうつ病もたらす効果

アニマルセラピーは、うつ病にどんな効果をもたらすのでしょうか?

以下では、アニマルセラピーがうつ病にもたらす効果を解説しています。

アニマルセラピーの精神的効果

アニマルセラピーがうつ病に最も効果をもたらすのは、精神的効果です。

うつ病になると脳内物質であるセロトニンが減少し、抑うつ症状がみられます。

動物と触れ合うことで、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌され、抑うつ状態が改善し、ストレスが軽減するのです。

アニマルセラピーの身体的効果

アニマルセラピーは、うつ病に対して身体的効果をもたらします。

例えば犬を飼っていると、散歩にいくようになるので運動になります。

また、外に出て太陽の光を浴びることは、うつ病の改善に繋がるのです。

他にも水やエサなどの世話で積極的に動くようになることで、身体機能の向上にも期待が出来ます。

アニマルセラピーの社会的効果

アニマルセラピーは、社会的なコミュニケーションを促す働きがあります。

うつ病になると、社会的なコミュニケーションが難しくなり会話も減ってしまうのです。

動物と触れ合うことでコミュニケーションが生まれ、脳が活性化します。

また、動物に関する会話が増えることで家族とのコミュニケーションも増えるのです。

人にもペットにも効果的なCBDオイル

CBDオイルは、大麻成分の一つです。

大麻といってもTHCのように「ハイ」になる作用はなく、うつ病やてんかんといった病気に効果がある成分です。

日本でも通販や専門店などで、手に入れることができます。

最近では、ペットにも与えられるCBD製品が販売され注目を集めているのです。

副作用にも注意しながら与えなければなりませんが、以下のような効果が人にも動物にもあります。

  • 不安、ストレスの軽減
  • 痛み、炎症の緩和
  • 心血管障害の予防

このようにCBDは、アニマルセラピーと同様にうつ病などに効果がある成分だといえるでしょう。

まとめ

ここまで、アニマルセラピーの効果について解説してきました。

動物がいかに、私たちに良い影響を与えてくれるのかが、お分かりいただけたかと思います。

アニマルセラピーを通して、動物には無限の可能性があることを感じずにはいられないのです。