大麻

ここ数年の間で大麻のイメージが変わってきていることを皆さんがご存知でしょうか。言うまでもないですが、日本で大麻の使用は大麻取締法にて規制されております。実際、大麻には幻聴や、幻覚、記憶障害などの人体に悪影響を及ぼす作用もあり大変危険な成分も含んでいます。しかし、数年前にCNNでてんかんで苦しむシャーロット氏がCBDと言われる大麻由来の成分を利用しててんかんの発作を抑えることに成功したことから、医療用に使用される大麻の効能について注目を浴びるようになりました。今回は大麻=悪という凝り固まった固定観念を払拭すべく本記事を書いた次第でございます。無論、本記事は麻薬としての大麻の使用を促進するものではなく、大麻所持(嗜好利用)は日本国の順法に反する点についてお忘れなく。少しでも参考になれば場幸いに思います。

日本で大麻が禁止されている理由についてはこちら

日本での大麻合法化はいつ?禁止されている理由と代替品

大麻の主成分とは

大麻草戦前、日本の大麻に関するイメージとは、薬物と言うよりは神事に使用されるような植物もしくは繊維といったものでした。取り締まっていた規制法律はありましたすが、あくまで印度大麻についてだけで別段、”あれ”が危ないものだとは思われていなかったのです。実際のところ、大麻には精神に影響を与える成分もが入っています。大麻に含まれている成分は大まかにはフェノール類、フラボノイド類、カンナビノイド類、テルペン類等です。その中でも現在注目を浴びている成分はカンナビノイド類のTHCとCBDです。マリファナの中毒性や常習性、精神活性化作用と言うものはこのTHCという成分が原因で起こります。医療用大麻で使用される大麻草は本THCの含有率が0.3%以下の大麻草から有効成分を取り出して利用します。日本の場合はTHCが非検出レベルまで除去され、さらに茎や種子という特定の部位から取られたもののみ、

合法的なに製品として認められます。もうひとつのCBDはTHCのように精神活性化作用がなく、抗不安、抗けいれん、抗てんかん、抗菌等といった様々な効能効果が報告されています。医療用大麻の有効成分として注目を浴びているのは主にこのCBDです。このように全ての大麻に含まれる成分が悪影響を与えるわけではないと言うことが重要です。

大麻の種類についてはこちらで確認可能ですのでよろしくお願いします。

大麻の種類についてまとめてみた!

大麻のてんかんへの効能効果について

child大麻はてんかんの発作を収める効能効果があると言われています。2012年頃のカルフォルニア州のシャーロット氏(当時5歳)の事例が有名でしょう。彼女は一日150回ものてんかんによる発作が発生し、様々多くのな医者の、様々なてんかんの薬を試しましたが著しいまったく効果がありませんでした。このときその後、にてんかんの発作を鎮めるとも研究結果で出ていたCBDオイルを試したわけです。オイルの名前は彼女の名前にちなんで「シャーロットウェブ」という名前で開発され、現在も広くアメリカで扱われています。アメリカでは医療大麻の合法化がこの頃から叫ばれ始め、ついに、2018年に大麻由来のてんかん薬とし「Epidiolex」がアメリカ食品医薬品局(FDA)に医療麻薬としてはじめて認可さみとめられました。

日本でも2020年4月5日のYahooニュースでソウタ氏(2歳)の実例も紹介されていました。この子供も一日80回の発作が多いときには発生し、日本の医師に相談してCBDオイルをモニターとして使用しています。いきなり症状がよくなった訳ではありません。ないが効果は3週間摂取し続けたことで出てきたらしく、いまでは症状が落ち着いてきたようです。このようにてんかんに関して言えば、CBDオイルの効果はもはや疑いようもないようになってきています。

医療大麻による症状改善事例についてはこちらでもまとめております。

医療大麻による症状改善事例をまとめてみた

CBDオイルのリスクとは? 

CBDリスクただ、残念ながらCBDオイルのリスクがまったくないかといわれればそうではありません。基本的にCBDオイルの中のTHCはほぼ検出されないほどまで除去されておりますが、たまにラベルとは違うことを書いているオイルもあるのが実情です。購入を検討される方はインターネットでよくその商品のことを調べてから購入を決めたほうがいいです。中にはTHCが検出されてしまい、薬物としての大麻所持(嗜好利用用)と認識されてしまいかねません。その場合犯罪に巻き込まれてしまう可能性があるのです。購入時のチェックポイントとしては、説明書などの日本語が正しく書いてあるか、成分の表示は明瞭か、インターネットでの口コミがよいか等が挙げられます。その他、効果においても気をつけねばならない点があります。中には必要以上に眠気に襲われてしまう方がいるのです。睡眠障害の方が寝る前にCBDオイルを使用するには深く目覚めもよい良質な睡眠ができる可能性が高いですが、寝る前以外で使用する場合よく気をつけねばなりません。運転などしたらうっかり眠ってしまい、事故にあってしまうかもしれません。その他副作用としては以下のような症状が挙げられています。

①頭痛 ②腹痛 ③のどの渇き ④動悸 ⑤息切れ

摂取の際は含有量に気をつけて購入してください。CBDの一日あたりの摂取量は100mg以下だと言われています。アイソレートタイプのCBD(パウダー状)の場合、90%など普通にあったりしますので使用する際は濃度に十分に気をつけねばなりません。最初のうちはアイソレートではなく、CBDフルスペクトラムやブロードスペクトラムなどの濃度が低くその他の有効成分も含まれたオイルを使用したほうが無難かもしれません。また、それらのほうが耐性がつきにくく、低濃度の割りに、よい効果が出やすいそうですよ。

CBDオイルの中毒や副作用・アレルギーについて解説

CBDオイルに中毒はあるの?副作用やアレルギーについて解説

終わりに

ここまで大麻の効能やリスクなどを紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。大麻と言えど使い方次第でも薬にも毒にもなることをよく分かったかと思います。医療用大麻はあまり歴史の長いものではなく、今だ謎に包まれている部分もあります。あまり歴史の長いものとはいえません。インターネットでよく調べてから購入し、使用する際は十分に気をつけてください。医療用大麻を研究されている方は日本にもいるので、興味がある方は調べてコンタクトを取ってみてもいいかもしれません。