【知っとかないと大変な目に】海外旅行で大麻を体験すると危険な理由！大麻取締法

2020年現在、嗜好用と医療用の両側面から世界中で大麻が注目されています。
日本国内では大麻は違法ですが、昨今の世界的な大麻解禁運動で大麻に注目し、体験してみたいと思っている方も多いでしょう。
海外には大麻が合法であったり非犯罪化されている国や地域が存在します。実際に海外旅行に行って大麻を体験する人もいるようです。

ですが、日本国外で体験したからといって、日本では違法の大麻を日本国籍を持つ日本人が体験することに、法的なリスクはないのでしょうか。
また法律以外にもリスクがあるかもしれませんね。

今回の記事では、大麻を海外で体験することのリスクについてご紹介します。
今後海外で大麻を経験してみたいと考えている方は特に、必ず読んでくださいね。

2020年5月現在の大麻合法国

そもそも海外で大麻を体験するためには、大麻が合法となっている国に行く必要があります。
2020年5月現在、世界の大麻事情はどのようになっているのでしょうか。

嗜好用大麻が合法の国や地域

嗜好用大麻は、スペインをはじめとする世界5カ国と、アメリカの一部の州で合法化されています。
ほとんどの国で販売・使用・所持に関してある程度の制限こそあるものの、基本的には自由に大麻を購入して使用することができます。

医療用大麻が合法の国や地域

次に医療用大麻が合法化されている国や地域は、嗜好用が合法化されている国よりも多く、世界各地で合法化されています。
アジア圏では韓国やタイ、ヨーロッパではイギリスやドイツが医療用大麻合法化国にあたります。また、アメリアでは33州が医療用大麻を合法としています。

海外旅行で日本人が大麻を使用するのは合法？

結論から言うと、大麻が合法化された国に海外旅行をしたとしても、日本人が大麻を所持することは違法です。
日本の大麻取締法によると、「この法律は、日本国外において罪を犯したすべての者に適用する」とあります。
これはつまり、大麻合法化国であろうとも日本で違法の大麻を使用するのは犯罪となる、ということです。

アメリカやカナダでは、「マリファナ（大麻）ツーリズム」という、海外旅行者を対象とした大麻体験ツアーが流行しています。
ですが、日本国民である以上はマリファナに関わることは違法になり得ます。

こっそり海外旅行で大麻を経験すれば大丈夫？

現実的な話をすると、こっそりと海外旅行で大麻を経験するのであれば、実際に日本国憲法に基づいて処罰を受けることはほとんどありません。
大麻に興味を持つ方の中でも一部の方は、海外旅行で大麻を経験しているのが実情です。
日本国内で違法に大麻を入手して使用するくらいなら、海外旅行で大麻を経験した方がまだマシだ、というのも一理あるかと思います。

ですが当サイトとしては、日本国民である以上は海外旅行であっても大麻を使用すべきでないと名言しておきます。
また、海外旅行で大麻を使用するのは、法律以外にも実はリスクがあるのです。

海外旅行の際の空港検査に引っかかるかどうかはこちらの記事でも説明しています。

CBDオイルは旅行で携帯可能？空港検査には引っかからないのか

海外旅行で大麻を経験する意外なリスク

大麻取締法に違反することは理解しているが海外旅行でこっそり大麻を経験してみたい、といった方もいるでしょう。
ですが実際のところ海外旅行で大麻を経験することには、大麻取締法違反以外のリスクが存在します。

バッドトリップを経験してしまう危険性

初めて大麻を摂取する人や大麻経験が浅い方が陥りがちな「バッドトリップ」をご存知ですか？
バッドトリップとは、大麻の摂取量が自分の許容値を超えて、ハイになりすぎてしまうことです。
具体的には、

◇身体的影響

気持ち悪くなる
寒気がする

◇精神的影響

疑心暗鬼になる
被害妄想に取り憑かれる
強い不安感に襲われる

バッドトリップすると、上記のような状態に陥ります。

さらに重要なのが、適切な摂取量を守っていてもバッドトリップは起こりうると言うことです。
不安な気持ちの時に大麻を摂取すると、量に関わらずバッドトリップに陥ることがあります。
違法とわかりながら、頼れる人もいない海外旅行でこっそり大麻を使用する、というのはバッドトリップが起きやすいシチュエーションです。