超越瞑想の効果とやり方とは?マントラで気分をリフレッシュ

近年自宅でできる手軽なリラクゼーションとして注目が集まっている瞑想。そんな瞑想の中でも、インドが発祥の超越瞑想(TM)が最近注目を集めていることはご存知ですか?超越瞑想では「意識を集中させる」「雑念を払う」といったような自身の心をコントロールするための修行のようなことは必要ありません。自然体のままで行えて、さらにリラックス効果が高いとして、現代社会に即した瞑想だと言われています。

特に瞑想への関心が高い米国では、大手企業が能力開発やストレスマネジメントの手法として導入されており、起業家や政治家、音楽家など様々な業種の方が超越瞑想を取り入れています。そこで当記事では、超越瞑想の成り立ちから、超越瞑想の目的や効果をご紹介します。当記事を読めば、超越瞑想の成り立ちや重要性、自分に合ったものなのかどうかが理解できるでしょう。

超越瞑想ってなに?

超越瞑想とはインド発祥のマントラを活用したヒンドゥー教をルーツとする瞑想法です。超越瞑想では、1日に2回マントラと呼ばれる言葉を、15分間~20分間心の中で唱えます。そうしながら心を静めて、少しずつ神経活動を抑え、意識をもっと自分の深い部分に向けていくことで、自己を超越した精神状態へ到達することを目指します。超越瞑想には宗教的な側面も強く存在していますが、宗教的な側面を気にせずに行うことももちろん可能で、リラクゼーションや能力開発、ストレスマネジメントの一環としても発達してきました。

超越瞑想の効果は?

越瞑想の効果として、心を安定させるような効果が期待されています。超越瞑想を行うことで、イライラした気持ちを鎮めて、心が落ち着き幸福感を得られると言われています。実際に超越瞑想を行うことでイライラ感が軽減したという話や、幸福ホルモンが分泌されるというような話もあるくらいです。

また超越瞑想の効果は精神面だけでなく、肉体にも及ぶと考えられています。超越瞑想を行うことで肉体の疲労回復が見込めます。15分の瞑想で2時間の睡眠と同程度の疲労回復効果がある、といった研究もあり、超越瞑想を行うことで集中力の向上、睡眠不足の際の疲労回復が見込まれます。

さらに超越瞑想を行うことで、潜在能力が目覚めるとも言われています。潜在能力とは自分自身が本来持っているのに、自分の表層にまだ現れていない、隠れた能力のこと。超越瞑想を行うことで脳全体が活性化されて潜在能力が目覚め、インスピレーションが浮かんだり集中力がます、仕事の効率がよくなるなど、様々なポジディブな効果が現れることが期待されているのです。

超越瞑想の行い方は?

超越瞑想を行うには、大別して2つの方法があります。

一つ目の方法は、超越瞑想の本家本元であるマハリシ財団関連組織で教育を受けた、超越瞑想の教師に指導を受ける方法です。教師が超越瞑想を行う際の姿勢や、使用するマントラなどを指導してくれるので、誰でも簡単に正しい超越瞑想が行えるでしょう。

ですが超越瞑想の講師に指導を受けるのは、お金がかかったり宗教的な側面が生まれたりと、誰にでもできる方法ではありません。そこでお勧めしたいのが2つ目の方法、自宅で自分一人で行う方法です。

方法はとても簡単で、リラックスした姿勢でイスに座り、自分でマントラ(超越瞑想中に心の中で唱える言葉)を考えます。マントラには意味のない言葉を使用しましょう。またあまり長い単語になると難しいため、初めての時は3文字〜5文字程度のマントラを作ることをお勧めします。

マントラが決まったら、あとは目を閉じて15分〜20分程度、心の中でマントラを唱え続けます。超越瞑想はたったこれだけなので、こんなに簡単でいいの?本当に効果があるの?と疑問を持つ方もいるでしょうが、実行してみればほとんどの方が自分の中での変化や効果を実感します。

超越瞑想の効果をより高めるには?

超越瞑想の効果をより高めて実感しやすくするには、ちょっとしたコツがあります。一つ目のコツは、超越瞑想を行う時間帯です。超越瞑想は1日2回行うことが望ましいとされていますが、時間帯を「起きた直後」と「寝る直前」に設定しましょう。寝る直前の超越瞑想では1日に起きたことや思考が整理できたり、起きた直後の超越瞑想では脳が活性化して1日をよりよく過ごすことができるでしょう。

もう一つのコツとしては、雑念が湧いても焦らずに行うことです。瞑想というと雑念が大敵、というイメージもあるでしょうが、初めての瞑想では雑念は必ず湧いてきます。湧いてきた雑念を消さなければ、と思わなくても良いので、雑念を受け止めて再びマントラを唱えましょう。

超越瞑想の効果とやり方とは?マントラで気分をリフレッシュ-まとめ-

今回は超越瞑想の発祥や効果、行い方について解説しました。超越瞑想はインドのヒンドゥー教を起源とする瞑想法で、米国ではリラクゼーションや能力開発、ストレスマネジメントとして企業でも取り入れられています。自宅でも一人で簡単に行えるので、是非試してみてくださいね。