飲むCBD

 薬用カンナビ、薬用カンナビノイド、テトラヒドロカンナビノール(THC)やカンナビジオール(CBD)などの合成誘導体を含む薬用カンナビノイドは、特定の精神障害に治療的役割を果たすことが示唆されています。さまざまな精神障害の症状の治療におけるあらゆる種類の薬用カンナビノイドの有効性と安全性を確認するために利用可能な証拠を分析しました。

まずはこちらで簡単ストレスチェック。

CBDで精神疾患の治療が可能?

CBDオイルが様々な精神疾患(うつ病、統合失調症、ADHD、PTSD、不安神経症、双極性障害)に効果があるということをご存知ですか?

アメリカ・ヨーロッパを中心に世界的に流行しているCBDは様々な病改善や美容に効果的な自然療法として、医学会や科学界で研究が進んでおり、精神疾患に対しても高い効果がある事が研究でわかってきています。一つ注意していただきたいのは”CBDの研究はまだ始まったばかり”であり、今後より多くの研究が必要です。

今回はCBDオイルがどのような精神疾患に効くのか解説していきます。

CBDで効果のある精神疾患①ADHD

CBDオイルは注意欠陥多動性障害(ADHD)に一部的に効果がある事が実証されており、ADHDの特徴である多動性と衝動性に対しては効果があり、注意力と認知能力の向上には効果を示しませんでした。ADHDの治療としてCBDオイルを使用するには、より多くの研究が必要です。

CBDで効果のある精神疾患②不安障害

CBDオイルは数多くの研究で不安と交感神経の覚醒を軽減することを実証されています。特に人為的に誘発された不安(社会恐怖症など)を軽減する可能性があることが示唆されています。

ブラジルの研究では、57人の男性がとある資格の模試を受ける90分前に、経口でCBDを摂取すると300 mgのCBD摂取で不安が大幅に軽減する事が証明された為、不安などを取り除く為にCBDを300mg摂取してみるといいかもしれません。

CBDで効果のある精神疾患③うつ病

CBDオイルはうつ病に処方される医薬品に比べるとうつ病や不安障害に対して効果がありながらも目立った副作用は確認されていないため世界中で注目されています。CBDオイルは不安・不眠・うつ障害の子供たちの治療にも活用されており、今後もその研究は続けられていくようです。

CBDで効果のある精神疾患④睡眠

CBDオイルは睡眠に対しても効果的な可能性が見込め、2017の研究で睡眠の質について実施されたCBD研究では、”40mg・80mg・160mgのCBD”を不眠症の15人の個人に投与したところ、160 mgのCBDで睡眠の質の全体的に改善されたというものです。権威性のある研究ではありますが、今後もCBDが睡眠に対して効果があるかどうかは継続して研究が必要です。

CBDで効果のある精神疾患⑤統合失調症

CBDはオイルはいくつかの研究で統合失調症に対しても症状を緩和させる効果を持っている事が実証されています。統合失調症への影響に関するCBD研究では、CBDオイルが認知機能障害に保護的な役割を果たす可能性があることを示唆しており、CBDオイルが統合失調症に関連する精神症状と認知症状の両方において、効果的であると実証しました。

CBDと精神疾患まとめ

CBDオイルの研究はまだ初期段階のものが多いですがその効果は少しずつ実証されてきており、また精神科医に通っていて薬を処方されている方はCBDオイルを開始前に、かかりつけのお医者さんに相談することがお勧めであり、万が一ではありますがCBDは精神薬と相互作用し、副作用や健康上の問題を引き起こす可能性があります。

カンナビノイドがうつ病や症状、不安障害、注意欠陥多動性障害、トゥレット症候群、心的外傷後ストレス障害、または精神病を改善することを示唆する証拠はほとんどありません。医薬品THC(CBDの有無にかかわらず)が他の病状を持つ個人の不安症状の小さな改善につながるという非常に質の低い証拠があります。規制の枠組みの中で精神障害を治療するためのカンナビノイドの使用に関するガイダンスを提供するには不十分な証拠が残っています。精神疾患の治療に対するカンナビノイドの効果を直接調べるさらなる質の高い研究が必要です。

今後も精神疾患に関する研究結果が出たら追記していくので楽しみな材料の一つです。