道具なしでできる!アイアンガーヨガの効果とポーズ

近年自宅でできる手軽なエクササイズとして人気を博しているヨガ。そんなヨガの中でも、全てのヨガの基本だと言われるアイアンガーヨガをご存知ですか?アイアンガーヨガを会得すれば、体の隅々へと自分の意識が向かい、体の内面・外面どちらともを整えることに効果があると言われています。

コロナによる外出自粛が続き、室内で過ごすことが多くなった現代人は、運動不足に陥っていると指摘する声も多いでしょう。そんな中で、自宅でできるエクササイズであるアイアンガーヨガを会得することは、大変意味のあることだとは思いませんか?そこで当記事では、アイアンガーヨガの成り立ちから、アイアンガーヨガの目的や向いている人までご紹介します。当記事を読めば、アイアンガーヨガの成り立ちや重要性、自分に合ったものなのかどうかが理解できるでしょう。

アイアンガーヨガってなに?

アイアンガーヨガは、インド出身のアイアンガーさんが考案したヨガ。アイアンガーの著作である「Light on Yoga」は、ヨガにおいて重要な姿勢を正しく習得するのに最も適した書籍だと、現在でも多くのヨガインストラクターが参考にしているほどです。アイアンガーヨガの特徴として、正しい姿勢の習得をとにかく重要視しており、特にアサーナと呼ばれるポーズは最も重要なヨガのポーズと位置付けられています。こういったポーズを習得することを通して、体の内面と外面に意識を向け、心身ともに整えることができるのでしょう。海外では「ヨガを習うのであればまずはアイアンガーヨガを習得するべき」というほど、人気と信頼を得ているのです。

アイアンガーヨガを行う目的は?

アイアンガーヨガには大きく分けて、2つの目的があると言われています。1つめは「肉体と精神のリラクゼーション」。正しいヨガのポーズを習得して実行することで、肉体と精神に適度な負担がかかり、それによってリラクゼーションが行えるとしています。2つめの目的は、「体の歪みを正す」こと。正しいヨガのポーズが習得され、習慣化されることで普段の姿勢もより美しく適切なものになっていきます。そうすることで体の歪みが改善され、様々な好影響が期待できるでしょう。

簡単なポーズから初めて、ゆっくりと徐々に体に負荷をかけていくことで、筋肉が鍛えられて体の歪みが改善されます。また肉体への効果だけでなく高いリラックス効果と精神面での安定が得られるので、アイアンガーヨガは多くの方から愛されています。

アイアンガーヨガはどんな人に向いている?

アイアンガーヨガは激しい運動や過度なストレッチを行うわけではなく、一つ一つのヨガのポーズをじっくりと正しい姿勢で行うことを重要視しています。様々なポーズを器用に行う必要はなく、時間をかけて一つのポーズを習得すれば良いので、ヨガの初心者でも安心して取り組めます。また、動作もゆったりとしているため、運動量が少なく高齢の方や持病を持っている方でも取り組みやすいでしょう。

無理のない範囲で安全性に考慮して、正しい姿勢を習得することを目的に行うので、どんな人でも始めやすい点が大きな特徴。実際に体調の改善であったり健康の維持のためにアイアンガーヨガを行う人も多いのです。さらに様々なヨガの中でもアイアンガーヨガは姿勢をキープする時間を長めに設定しているので、自分のペースに併せてゆったりと練習に励むことができるでしょう。

アイアンガーヨガの基本的なポーズとは?

アイアンガーヨガにはアサーナと呼ばれる基本のポーズが複数あります。ここではその一部をご紹介するので、是非実践してみてください。

シャヴァアサーナ 屍のポーズ

仰向けに寝た状態でリラックスして、両手足を軽く開きましょう。そのまま手のひらを天井に向けて、力を抜いていきます。その姿勢を維持したままで、ゆっくりと深呼吸をしましょう。

ターダアサーナ 直立のポーズ

足を揃えた状態で、スッと直立します。つま先⇄かかとの間で一番しっくりとくるバランスになる箇所を見つけたら、そこを中心に足の裏全体に体重を感じるようにしていきましょう。そのまま膝を軽く曲げたり伸ばしたりして、かかとの上に膝が、膝の上に腰が位置するように意識します。さらにそこから、背中に意識をうつしてみましょう。少しだけお尻を後ろに出した状態から、お尻を戻していきましょう。その後ゆっくりと胸を上に上げていきます。肩が上がらないように注意しながら、その姿勢で深呼吸をしてリラックスしましょう。

道具なしでできる!アイアンガーヨガの効果とポーズ-まとめ-

今回は全てのヨガの基本とも言われる、アイアンガーヨガについてご紹介しました。当サイトでは、ヨガをはじめとした様々なリラクゼーションに関する記事を掲載しています。記事をお読みになってヨガやリラクゼーションについて興味を持たれた方は、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。