【調査】麻薬探知犬ってCBDにも反応するの?

近年、世界中で話題を集めているCBD。
この記事を読まれている方は、きっとCBDに興味をもっていたり、今すでにCBDを使用されている方もいるのではないでしょうか。
そして、CBDに興味を持つと気になってくるのが、CBDを所持・使用することで何か問題が起きないか、といった点でしょう。

調査によると、特に多くの方が気にされているのが、「CBDに麻薬探知犬は反応するのか」という点のようです。
大麻由来の成分だけあって、麻薬探知犬がCBDに反応して、麻薬取締官に犯罪者扱いされたら・・・なんて心配になるのも当然でしょう。

そこで今回の記事では、「CBDに麻薬探知犬は反応するのか」を解説致します。
当記事を参考に、今以上にCBDへの知識を深めて、CBDをもっと活用できるようになってくださいね。

そもそも麻薬探知犬とはなに?どんな役割をもっている?

麻薬探知犬は、外国から日本への麻薬やドラッグの密輸を防ぐために70年代に導入されました。
特別な訓練により、優れた嗅覚を使ってドラッグや大麻を所持している人を見つけ出すことができます。

基本的に、密輸を防止するための制度なので、麻薬探知犬は空港・港・国際便の郵便局などで活動します。

日本で活動している麻薬探知犬の犬種は二種類で、ジャーマンシェパードとラブラドールレトリバーが麻薬探知犬として活躍します。

麻薬探知犬はCBDに反応する?

麻薬探知犬は、訓練により大麻の匂いを嗅ぎ分けられるようになっています。
ただし厳密には、麻薬探知犬が嗅ぎ分けられるのは、大麻に含まれる「テルペン」の匂いです。

テルペンとは、大麻中に含まれる匂い成分の一種ですが、これを嗅ぎ当てることで麻薬探知犬は大麻を発見するのです。

ではCBDではどうでしょうか?CBDには微量ですが、テルペンが含まれています。
ですので、麻薬探知犬がCBDに反応する可能性はあるでしょう。

ただし、CBDに含まれるテルペンの量は極微量のため、反応する可能性は低いと言えるでしょう。
また、麻薬探知犬の反応精度は100%ではないので、たとえ大麻を所持していても麻薬探知犬が反応しない場合もあります。
大麻よりもテルペンの含有量が少ないCBDであれば、なおさら反応率は低くなるでしょう。

さらに、一般人が個人使用を目的に所持するCBDの量は、密輸などで運ばれる大麻などと比べてごく少量です。
ごく少量のCBDの中に、ごく少量含まれるテルペンの匂いを麻薬探知犬が嗅ぎ当てるのは、非常に低い確立になるのではないでしょうか。

これらのことから、麻薬探知犬がCBDに反応することは、ほとんどないと言えそうです。

空港や港にCBDを持っていってもいい?

そもそも、空港や港にCBDを持っていくこと自体には、問題がないのでしょうか?

前提として、CBDは世界中の多くの国で規制されておらず、日本でも合法の成分です。
そのため、日本国内であれば所持していても使用していても、特に何かの罰則を受けたり取り締まられることはあり得ません。
ただし、大麻の取り締まりの都合上、職務質問などを受ける可能性はあります。

さて、では空港や港ではどうでしょうか?
国内線に乗る場合は、CBDを所持することは全く問題がないでしょう。
日本国内から日本国内へ移動する飛行機であれば、CBDが合法の地域内での移動なので、問題が起きるわけもありません。

ですが国際線に搭乗する場合には、注意が必要です。
CBDは多くの国で規制対象外ですが、CBDが規制されている国や地域もとうぜん存在します。
それらの国や地域に誤ってCBDを持ち込んでしまった場合、高確立で逮捕されてしまうでしょう。

CBDが規制されている国や地域の見分け方ですが、実は簡単かつ確実な方法がありません。
確実な方法は、現地の言語で法律や規制について記載された、行政などのホームページを確認することでしょう。
ですがこれはかなりハードルが高く、もしも情報を見間違えてしまった場合は、大変なことになってしまいます。

これらを加味すると、国際線にCBDを持ち込むのは危険だと言えるでしょう。
現地の法律に詳しい知人や、バイリンガルの知人、もしくは自身が現地の法律に詳しかったりネイティブレベルで現地の言語が使える、といった場合でなければ、国際線へのCBDの持ち込みは控えましょう。

【調査】麻薬探知犬ってCBDにも反応するの?まとめ

今回の記事では、麻薬探知犬がCBDに反応するのかどうか、調査の結果を紹介しました。

結論としては、麻薬探知犬がCBDに反応する可能性は非常に低いので、あまり気にしなくても問題ありません。
麻薬探知犬は大麻に含まれる「テルペン」に反応しますが、CBDに含まれるテルペンの量はごくごく微量なので、麻薬探知犬が反応する可能性は非常に低いでしょう。

また、空港へのCBDの持ち込みは基本的に問題ありませんが、国際線に搭乗する場合は行先の国の法律でCBDが規制されている可能性があるので、持ち込まない方が無難でしょう。