日本では、約21%の人が睡眠に関してなんらかの悩みを持っているといわれています。
また、65歳以上では3人に1人が睡眠の問題で悩んでいるともいわれています。
睡眠障害は放置しておくと、社会生活に大きな障害をきたしてしまう病気です。
眠りに悩みを感じたら早めに対処することが大切です。
今回は、睡眠障害に効果があるCBDについて解説していきます。
この記事を読むことで、あなたの睡眠の悩みを解決するヒントになりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
睡眠障害とは?なぜ引き起こされる?
睡眠障害とは、具体的にどういったものを示すのでしょうか?
以下では睡眠障害について解説しています。
睡眠障害の原因と症状
睡眠障害とはなんらかの原因で睡眠に問題が生じ、日常生活や社会生活に支障が出ることをいいます。
睡眠障害はその原因と症状によってさまざまな種類がありますが、中でも代表的なものが不眠症です。
不眠症の症状には以下のようなものがあります。
- 入眠障害
- 熟眠障害
- 中途覚醒
入眠障害は最も多くみられる症状で、寝付くまでに2時間以上かかることを指します。
熟眠障害は睡眠時間を長くとっていても、ぐっすり眠れた気がしないという状態です。
中途覚醒は睡眠維持障害ともいわれ、眠りについた後に何度も目が覚める状態のことを言います。
日本人の5人に1人が、不眠の症状を抱えているとも言われているのです。
また不眠の原因についてですが、身体障害や精神疾患を抱えている人やストレス、生活習慣の乱れ、アトピーによる痒みなどが考えられます。
睡眠は心と体の健康に深く関わっているため、慢性的な睡眠不足に陥ると重篤な疾患を引き起こしてしまう可能性があります
たがが不眠、と軽視できない怖さが不眠症にはあるのです。
睡眠導入剤のリスク
睡眠障害の人の一般的な治療方法として、睡眠導入剤が処方されることが多いです。
睡眠導入剤は脳の神経の興奮を抑えることで精神を落ち着かせ、脳が眠りやすい状態に導きます。
しかし、睡眠導入剤の問題として副作用が挙げられ日中眠気が残ったり、頭痛がしたり、ふらつきや転倒の原因になったりすることがあります。
またリスクとして薬が体に慣れてしまうことで量が増えたり、依存性になってしまう可能性があるのです。
CBDはどのように睡眠障害に効果的なのか?
CBDは睡眠障害にどのように働きかけるのでしょうか?
以下ではCBDの睡眠に対しての効果を解説しています。
精神に働きかけるエンドカンナビノイドシステム (ECS)
エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは、わたしたちの身体に本来備わっている身体調節機能のことです。
ECSには2つのカンナビノイド受容体があり、CB1とCB2に分けられます。
そのうち睡眠に関する受容体はCB1であり、カンナビノイドが不足するとカンナビノイド欠乏症になります。
カンナビノイド欠乏症になると、不眠症などの様々な身体の不調を引き起こす原因になるのです。
CBDは、身体にさまざまな悪影響を及ぼしてしまう「カンナビノイド欠乏症」に効果をもたらすことで、不眠症の改善に役立ちます。
リラックス効果を促進
CBDにはセロトニンの働きを促進する効果があります。
セロトニンには精神を安定させる働きがあり、睡眠にも深く関係しているのです。
CBDを使うことでセロトニンの働きが活性化し、リラックス効果をもたらします。
リラックスして眠りにつくことで睡眠の質も向上するのです。
実際に不安の症状から不眠などの症状を訴える72人の成人に対してCBDを処方したところ、67%の人が1ヶ月の間に不眠の改善がみられました。
他の症状からくる不眠にも効果的
不眠症の原因には、うつ病やアトピーなどによる痒みなど、さまざまなものがありますがそうした原因にもCBDは効果的です。
先ほども解説した通り、CBDにはリラックス効果があり、うつ病などの精神疾患の改善に期待ができます。
またCBDには抗炎症作用もあり、アトピーの痒みで眠れない場合にも有効です。
他の病気から不眠になっている場合には、その原因になっている病気の治療が必要です。
CBDはそうした病気の改善に補助的役割を果たしてくれる効果があります。
ただし、病気の治療で服用している方などがCBDを使用する場合は必ず医師に相談するようにして下さい。
CBDには危険な副作用やリスクが少ない
CBDは天然成分であるため、睡眠導入剤より副作用やリスクが少ないといわれています。
副作用に関しては口渇、低血圧、立ちくらみといった報告はあるものの、そこまで重篤な症状はないとされています。
また「THCのように耐性や依存性もみられない」とWHO(世界保健機関)も認めています。
まとめ
ここまで、CBDの睡眠障害への効果を解説してきました。
CBDは睡眠に関して大きな効果を発揮します。
睡眠に関して悩みがある人は、CBDの活用を検討してみてはいかがでしょうか?