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知られざる大麻草(マリファナ) の歴史

大麻草は、古くから人類に身近な植物の代表として知られています。

現在の日本での使用や所持は認められていませんが、国によっては認められている所もあります。

大麻草 の使用については今日まで、様々な議論がなされていますが、かつては日本でも盛んに栽培されていた植物です。

今回は、大麻草の歴史について地域別に解説していこうと思います。

興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事を読むことで、世界の大麻草 の歴史を知ることができます。

世界各国の大麻草の歴史

昔の日本や海外では、どのように大麻との関わりがあったのでしょうか?

以下では、世界各国の大麻草の歴史について解説しています。

<h3>日本での歴史</h3>

現代の日本では、大麻草は大麻取締法によって厳しく規制されています。

そのため、大麻草=危険なものという悪いイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?

しかし古代の日本では、大麻草は身近な植物として関わりを持ってきました。

大麻草には「麻」という文字が入っています。

服の繊維などに使われる麻と同じ素材です。

日本人は、古代から服や道具の材料として大麻草を活用してきました。

また江戸時代では、飲むとうつけ(阿保)になると言われる「阿保薬」として流通していました。

このように日本では、身近な大麻草でしたが、第二次世界大戦後のGHQにより大麻は規制の対象となり現在に至ります。

中国での歴史

中国での大麻草の歴史はとても古く、約2700年も前から薬草として使われてきました。

現代でも医療として大麻の使用は議論されていますが、古代中国ではすでに医療目的で使われていたことに驚きます。

しかし、近代の中国では大麻の使用はもちろん、所持しているだけでも極刑が下こともある厳しい規制がされています。

ただ、2017年には中国に一部の地域で医療大麻の合法化が認められました。

今後も中国では、大麻草に関する法律が変わっていくことが予想されます。

ヨーロッパでの歴史

古代ヨーロッパでも大麻草は、医療用として使用されてきました。

紀元後70年頃にはローマ帝国が、医療用大麻を使用した記録が残されています。

1800年代になると医療用大麻の使用が盛んとなり、関連書籍が100冊以上あったとされています。

さらには、1900年代初頭になると嗜好目的として大麻草の使用が盛んとなりました。

しかし、世界中の大麻規制による動きでヨーロッパでも、大麻は規制の対象となりました。

現在のヨーロッパでは再び緩和の動きが見られるので、今後合法になる国が増える可能性があります。

アメリカでの歴史

1800年代のアメリカでは、大麻草は薬として処方されていました。

嗜好品としての使用は、オスマン帝国から伝えられたとされています。

大衆の嗜好品となっていた大麻草ですが、世界の非合法化でアメリカも使用が禁止となりました。

現在では、規制が緩和されアメリカの一部地域では使用が認められています。

歴史からみる大麻草の将来性

海外では、大麻草 の緩和の動きがみられます。

以下では、大麻草 の将来性について解説しています。

現在の日本ではタブー

いくら海外で大麻草 の規制緩和の動きがあるからといって、現在の日本で所持や使用は絶対にタブーです。

麻薬取締法違反で刑罰の対象となります。

また日本での栽培に関しても一部の地域でしか認められていません。

このように現在の日本では、大麻に対して厳しい規制があるのです。

医療として大麻が活躍している

海外では、主に医療目的としての使用が盛んに行われています。

実際、大麻には鎮痛作用、催眠作用、抗癌作用など様々な効果があるのです。

日本でも合法のCBD製品

日本の法律で規制されている大麻成分は、THCという成分のみです。

従って、それ以外の大麻に含まれる成分を使用しても違法にはなりません。

CBDオイルは、THC以外の成分を大麻草から抽出しているため、日本で合法な成分のみを使用しています。

最近では、CBDオイルやリキッドなど多くのCBD製品が日本でも流通しています。

今後の法律の動きに注目

海外でも、大麻草規制緩和の動きがあります。

この動きを受けて、日本でも今後の法律の動きに注目が集まっています。

今後日本でも緩和の動きがあれば、大麻によって恩恵を受ける人が増えることでしょう。

まとめ

ここまで、世界の大麻草 の歴史と将来性について解説してきました。

日本での歴史を知って、昔は大麻草が日本人にとって身近だった事実に驚く人も多かったと思います。

大麻草 の歴史を紐解いてみる、と我々人類を語る上では無視できない植物です。

「人はどうして大麻に魅せられるのか」を改めて考えてみると面白いですね。