cbn

CBDは海外で人気を博し、現在では日本でもオイルとして人気を集めています。

ところで皆さんは、CBDではなくCBNという成分をご存知でしょうか?最近では、CBN製品が「医療」という側面から海外で注目されつつあります。

CBNとはCBDと同じ、100種類以上ある大麻化合物の中の一つで、CBDのように日本でも使用が認められている成分があるのです。

CBNの効果は、CBDと同じく私たちの身体に様々な恩恵を与えてくれます。今回はCBNについて詳しく解説すると共に、CBDとの違いについても紹介していきます。

この記事で、CBNに関する正しい認識と知識を高めて頂ければ幸いです。

カンナビノイドの一種、CBNとは?

CBNはカンナビノールの略称であり、3大カンナビノイド(大麻成分)の一つです。THCが酸素や光にさらされることで生成されるカンナビノイドで、いわゆるハイになる精神活性作用は一切持たず、痛みの緩和・炎症緩和・睡眠補助の可能性について研究が進んでいます。睡眠を改善する商品の開発などに期待されておいます。

CBNの歴史

CBNは最近になって発見された成分ではなく、CBDよりも前に発見された成分で、カンナビノイド(大麻成分)の中でも、1889年に一番最初に発見されたものです。

発見されたのは1889年と古いですが、正しい構造式は1940年アダムスらにより解明されています。そこから数多くの科学者のよる研究が行われ、今日まで様々な効能が発見されてきました。

CBNには、発展途中の魅力的な成分がたくさん含まれています。

CBNはTHCから生成される

CBNは大麻草のTHCから生成される成分です。CBNは古くなった大麻草から最も多く検出され成熟、開花していないものには殆ど含まれていません。

CBNは酸素、光、温度に影響されTHCから派生した成分です。つまり、時間の経過と共にTHCが変化したものがCBNになります。

CBNは日本では合法なの?

一番気になるのが、日本での合法性だと思います。結論からいうと、現在の日本ではCBNに関する規制はないので合法です。

現在の日本では、THCが含まれている大麻のみが規制に対象となっていて、CBNは、現在の日本の薬物規制リストには入っていないのが現状です。

しかし、前述の通りCBNはTHCから派生されている成分のため、製品によってはTHCが含まれている可能性はゼロではありません。

なので海外ではCBN製品は多く流通していますが、日本では殆ど流通していないのが現状です。日本では規制がないというよりも、CBNに関して認識が浅いというのが正しいのかもしれません。

CBNはCBDのように大量生産できない

CBNは、大麻中から微量しか抽出できないため大量生産ができません。そしてもう一つ、CBN製品がCBD製品より少ない理由がその加工方法にあります。

CBNは大麻草を成熟させて生成するため、どうしても加工に時間と手間が掛かってしまい、結果として大量生産が難しいため、製品の価格も高めになってしまいます。

とはいえ、CBNは絶えず研究が進められているのでこれからの生産方法に期待が高まっている成分だといえるでしょう。

CBGとの違いは?

CBG(カンナビゲロール)は重要なカンナビノイドの一つと言われており、健康問題や病気への治療としての役割を果たす成分の一つであると言われております。他のカンナビノイドやテルペンと相乗効果を発揮しますが、まだ商品化されたCBGオイルというものはないので研究が待たれます。

CBNの効能と将来性

CBNは、医療という観点からその効果を発揮します。以下では、CBNの効能と将来性について解説しています。

CBNで最も効果があるのは鎮静効果

CBNには様々な効果があります。

  • 抗菌
  • 緑内障
  • 食欲増進
  • 抗炎症作用
  • 鎮静作用

この中で最も効果があるとされているのが鎮静作用、つまり睡眠障害に関して効果を発揮します。

CBNは他のどのカンナビノイドよりも強力で、不眠などの睡眠障害を抱えている人にとって画期的な成分です。

CBNの依存性への懸念は?

いくら効果が高くても、心配なのが身体への依存性ですよね。CBNはTHCに比べ依存性は、ないとされており、THCには幻覚などといった精神作用がみられますが、CBNにはそれがありません。

CBDと同じように、精神作用を起こさない治療薬としての可能性が明るく、医療の観点から期待が高まっている成分でもあるのです。

CBNのこれからと将来性

CBNには様々な効果が認められているため、その期待は世界から注目を集めており、今後研究が進めば、ざまざまな病気で苦しんでいる人の鎮痛剤にもなり得るでしょう。

これからアメリカなどでもCBN製品が多く流通するようになれば、日本にも入ってきます。

そうなった時に、日本のCBNに関する規制がどうなるのかが注目されますね。

CBDaとは?CBDとの違いは

まとめ

今回はCBDではなく、CBNにスポットを当てて解説してきました。CBNはCBDの流行の影になっていて、あまり注目されていませんが素晴らしい可能性を秘めている成分です。

今後、CBN製品が日本でも流通することで、ざまざまな課題も出てくると思います。しかし、それ以上にCBNによって救われる人が多くなることも忘れてはいけません。

CBNによって、恩恵を受ける面もたくさんあるのです。この記事が、皆さんのCBNに対する正しい認識のご参考になれば幸いです。