未成年でも大丈夫?CBDの年齢制限を国別で調査してみた

高いリラックス効果や、癲癇(てんかん)をはじめとする病気の治療などから、世界中で注目を集めているCBD。
そんなCBDですが、大麻(マリファナ)由来の成分ということもあり、ある程度の規制はありそうですよね。
日本ではCBDは合法ですが、年齢制限などは存在しないのでしょうか。各国のCBDに対する規制などと一緒にみていきましょう。

日本でのCBDへの規制や年齢制限

結論から言えば、日本ではCBDの使用に年齢制限はありません。法律上は0歳からCBDを利用することができます。
ただし、CBDオイルの場合は年齢制限なく購入できますが、VAPEなどの電子タバコタイプはCBDとは別に購入に年齢制限がかかる場合があります。
ノンニコチン、ノンタールの物でも、未成年の電子タバコ購入を店舗側で規制している場合があり、また未成年が電子タバコを吸っていると補導の対象となります。
補導された際に、使用している電子タバコがノンニコチン、ノンタールだと証明するのは時間がかかり面倒なので、VAPEタイプのものは未成年者は利用しない方が良いでしょう。

世界各国のCBD規制について

日本ではCBDの購入・使用に年齢制限はありませんでしたが、世界各国ではCBDをどう扱っているのでしょうか。
代表的な国の情報をまとめてみました。

アメリカ

アメリカではCBDに対する規制はまだ完全には整備されておらず、曖昧な部分が多いのが実情です。
また、アメリカは連邦法と別に州法が定められており、州によっても規制内容が異なります。
特にCBDの原料となる大麻(マリファナ)については、州によって禁止、医療用のみ合法、嗜好用も合法と全く違う法制度が用いられています。

さて、CBDの年齢規制ですが、基本的にはほとんどの州で、18歳以上であれば誰でも購入が可能となっています。
ただし一部の州では20歳以下のCBDの購入を禁止している場合もあるため、州法の確認が必要です。心配な場合は実店舗の店員に聞いてみるのが安心でしょう。

イギリス

イギリスではCBDの使用は長らく禁止されていましたが、近年CBDが合法化されています。
その後CBDの使用者は急増し、CBDオイルの使用者は2017年〜2018年の間の1年間で2倍に増えたとの調査結果もあるようです。

CBDの購入、利用についての年齢制限ですが、当サイトが調べた結果、年齢制限について触れている文献はありませんでした。
イギリスではCBDの購入や利用に対して年齢制限を設けていないようです。

カナダ

カナダは嗜好用の大麻を全面解禁したことでも話題となった国ですね。
CBDに関しても使用が合法とされており、大麻に抵抗を持っている方もCBDなら利用する場合があるようです。
国民の多くが大麻やCBDの持つメリットをある程度正確に認識している国ならではです。

さて、CBDの購入・利用についての規制は、当サイトが調べた結果18歳以上であれば誰でも購入できるようです。
大麻やCBDに関する理解が進んでいる国だからこそ、ある程度の規制が設けられているのでしょうね。

スウェーデン

スウェーデンは薬物規制が厳しい国として知られており、大麻も禁止されています。
ですが、THCの配合量が0.2%を下回るCBDに関しては、正式なライセンスを持つ業者でのみ販売が許可されているようです。

年齢規制についての文献は見つかりませんでしたが、スウェーデンは薬物規制が大変厳しいため、未成年者がCBDを購入することは難しいと考えて良いかと思われます。

ドイツ

ドイツはEUで最初にTHCを含む医療用大麻を合法化した最初の国の1つです。大麻についての理解が進んでおり、同時にCBDも国内で大変人気のある製品となっています。

当サイトが調べた限りでは、ドイツではCBDの購入に関する年齢制限は設けられておらず、ドラッグストアやスーパーでごく普通にCBD製品が購入できるようです。

EU全体でのCBDの取り扱い

EU法ではTHC濃度が0.2%以下のCBDについて、販売や使用を規制する法律は特に存在しないようです。
規制の厳しい大麻とは違い、THCが規定量以下のCBDに関してはEU法そのものでは規制がありませんが、各国の法律に基づいて規制されているので、現地での購入などに関しては注意が必要です。

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CBDの国別年齢制限まとめ

今回の記事では、日本で合法とされているCBDについての各国の規制状況や年齢制限についてまとめました。
多くの国ではTHC含有量が0.2%以下のCBDは合法とされています。

ただし年齢制限に関しては国や地域によって様々で、ある程度の制限が設けられている場合も多いです。
長らく違法薬物として捕らえられてきた大麻については、法整備がしっかりと進んでいるようですが、違法とされることの多い大麻に含まれる成分のTHCが含まれないCBDに関しては、法整備が一部曖昧になっているのかもしれませんね。

日本では大麻の所持が禁止されているため、CBDも国内で製造が行えないのが現状です。CBDは全て海外からの輸入品が使用されている以上、海外のCBD規制事情を今後もしっかりチェックする必要がありそうですね。