大麻を吸ったことのない人でさえ、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか、THC(テトラヒドロカンナビノール)は、多幸感、陶酔感を刺激する化学物質で、体に摂取した際はそれによって「ハイ」になる成分です。もちろん、THC以外にもCBD(カンナビノイド)といった成分の多幸感、陶酔感を刺激する成分はありますが、「ハイ」になるのに十分な成分になっております。THCは、嗜好用大麻において欠かせないも成分となっていて中毒成分が含まれておりますが、医療の現場でも活躍する成分としても有名です。
実際に研究結果でも知らされている通り、THCは知覚や味覚、気分や思考に影響があり幅広い医療用途を有している状況です。
大麻に含まれているTHCはどんな影響を及ぼすの?
ほとんどの人が大麻を摂取するのは以下の効果を得たいからです。主な精神活性成分であるTHCは、食べ物や性交渉など、喜びに反応する脳の部分を刺激します。これにより、ドーパミンと呼ばれる化学物質が解放され、陶酔的でリラックスした気分になります。大麻草を吸ったりすると、THCは数秒または数分でリラックスになる為に十分な速さで血流に入り込みます。THCレベルは通常約30分でピークに達し、その効果は1〜3時間で消える可能性もあれば、長く続く場合もあり、完全に冷静になるのに何時間もかかります。摂取者はいつも体内に取り込む場合レクリエーション用マリファナがどれほど強力であるかを知っている方々はほとんどいません。それはほとんどの医療用マリファナにも当てはまる症状です。
大麻(THC )を摂取すると精神的なダメージは?
マリファナを使った経験がみんな楽しいとは限らず多くの場合、不安、恐怖、パニックに陥りる事が多くあります。大麻を使用すると、臨床的うつ病の可能性が高まったり、すでに持っている精神障害の症状が悪化したりすることがあります。科学者たちは、まだ正確な理由がはっきりしていない事が多く、高用量では偏執症に陥ったり、現実との区別を失ったりして、そこにないものを聞いたり見たりする幻覚・幻聴が起きてしまいます。
大麻(THC)を利用するメリット?
ここまで紹介させていただいたことはデメリットが多くメリットがほとんど伝わってこない形になっています。
今回はそんな大麻のTHC にはどんなメリットがあるのかを紹介させて戴きます。
THC 純異性体「ドロナビノール」とは?
国立がん研究所によると、マリファナは3,000年以上にわたって医療目的で使用されてきました。2017年の初めに、米国の半分以上が薬用マリファナの使用を合法化し、その後相次いでいくつかの国もレクリエーション用の薬物を合法化しました。THCは、FDA承認の薬物ドロナビノールの場合と同様に、マリファナから抽出または合成できます。米国医学国立図書館よると、ドロナビノールは、抗がん剤に関連する吐き気や嘔吐を治療または予防し、エイズ患者の食欲を高めるために使用されています。薄黄色の樹脂油です。
他の研究でも適切に使用された場合、THCが多くの追加の医学的利益をもたらすというより多くの証拠を示しています。たとえば2016年のマウス研究によると、他の研究は適切に使用された場合、THCが多くの追加の医学的利益をもたらすことは多く証拠を示しています。
マリファナは「すべて天然」であるため、人々は処方薬よりも優れた薬物として宣伝しています。それは本当ではないかもしれませんという話も上がっています、「何かが「自然」であると考えられているからといって、それが健康であるとは限らない」と唱えている研究者もいます。
THC のまとめ
今回は大麻の中のTHC という成分を解説させて戴く際に、なぜTHC にもメリットがあるのにも関わらず、医療大麻が採用されないのかを薬剤師に聞いてみたところ、大麻(医療大麻を含め)を合法化してしまうと、コストを安く仕入れられても売値も安い為、売人としては覚醒剤に手をどうしても出してしまうというお話をしており、実際にアメリカでも大麻(医療大麻)を合法化した州での覚醒剤使用率が合法前に比べ増加したという数字も出ており、それを懸念して大麻の合法化に踏み切らないとお話をされておりました。
このようにいろいろなしがらみがある中で踏み切れない事が分かりましたが、今後CBDの市場価値が大麻に関する知識も必要になっていくので、しっかりと知識をつけていきましょう。