「水溶性」CBDとは何?水溶性CBDと油溶性CBDの違い

CBDに水溶性と油溶性が存在することをご存知ですか。
実は我々が普段口にするCBDのほとんどが油溶性CBDで、水溶性CBDを口にすることは滅多にないでしょう。

それもそのはず、水溶性CBDはごく最近開発された新技術によるもので、まだまだ流通量は多くありません。
ですが水溶性CBDには油溶性CBDと比較して様々なメリットがあり、今後の活用に期待されています。

今回はそんな水溶性CBDについて詳しく解説します。

水溶性CBDと油溶性CBDの違い

そもそも水溶性と油溶性という言葉の意味はご存知でしょうか。
イメージとしては水溶性とは水に溶けていること、油溶性とは油に溶けていること、と理解していただいて問題ありません。

つまり水溶性CBDとはCBDが水に溶けている状態、油溶性CBDとはCBDが油に溶けている状態です。

身の回りのCBD製品は水溶性?油溶性?

私たちが普段目にするCBD製品はそのほとんどが油溶性CBDです。
そもそもCBDはその性質上、水にはほとんど溶けません。
そのため、CBD製品はCBDオイル、CBDリキッド、CBDクリーム、CBD食品とそのほとんどが油溶性CBDを使用しているのです。

水溶性CBDのメカニズム

上述した通りCBDはほとんど水に溶けません。では水溶性CBDとは一体どう言ったものなのでしょうか。

実は水溶性CBDは、水溶性とはいっても実際に水に溶けているわけではありません。
最新のナノテクノロジー技術により、CBDオイルを100ナノメートル未満のマイクロサイズの粒子に分解し、水分子と混ざり合うように加工できるようになりました。
この技術によりCBDが親水性の物質に乳化し、水分子と混ざり合い、さらに界面活性剤を使って水とCBD間の表面張力を減らすことで、水溶性CBDの実現が可能となりました。

水溶性CBDがもつメリット

①ご存知の通り、我々人間の体は50%~60%が水分でできており、水分を吸収しやすい傾向にあります。
そのため油溶性CBDよりも水溶性CBDの方が、人体への吸収効率は高いと言われています。

②また、水溶性CBDは油溶性CBDよりはるかに吸収効率が高いため、油溶性CBDと同じ効果をごくわずかな摂取量で実現可能です。
日々CBDを摂取する方にとっては、CBDの摂取量が少量で済むのはコスト面からもとても嬉しいことでしょう。

③水溶性CBDは体への吸収効率が高いことはお話しましたが、体への吸収速度も早いことがわかっています。
より高い即効性をCBDに求める方にとって、水溶性CBDはとても良い製品となるでしょう。

④水溶性CBDは水や食品と簡単に混ぜ合わせることができます。これにより、普段飲んでいるドリンクなども、CBD入りのドリンクにすることができます。
実際にドリンクに簡単に混ぜられる水溶性CBDのパウダーなども販売されています。

⑤油溶性CBDと比べて臭いや味が少なく、CBD特有の味が嫌いな人もストレスなくCBDを摂取できるようになります。

⑥CBD飲料やCBD食品の製造がこれまで以上に簡単になるため、市場へのCBD食品の流通量が増加し、価格が低下することが予想されます。

様々な水溶性CBD製品

オイル

現在日本での流通量はまだまだ少ないですが、様々な水溶性CBD製品が開発されています。
今回はその一部を紹介します。

  • フルスペクトラム水溶性CBDオイル
    水溶性CBDを高配合したオイルタイプのCBD製品。通常通り舌下から摂取したり、飲み物や食品に混ぜて使用したり、患部に直接塗ったりと汎用性が高く様々な方法で使用できます。
  • 水溶性CBDオイルカプセル
    水溶性CBDをソフトカプセルに入れた、カプセルタイプのCBD製品。
    カプセルタイプの摂取量がわかりやすいというメリットを残しつつ、通常の油溶性CBDと比べ平均3倍~5倍ほどの吸収効率が期待できます。
    手軽にCBDを摂取したい、といった方にオススメの製品です。
  • 水溶性CBDパウダー
    個包装されたパッケージに水溶性CBDのパウダーが入っている、といった製品。
    主に飲み物に溶かして使用しますが、とにかく簡単に溶けてくれるので、いつでもどこでもどんな飲み物でも、CBD飲料にすることができます。
    こちらも油溶性CBDと比べて平均3倍~5倍ほどの吸収効率が期待できるため、非常に安価に高濃度のCBD飲料を手に入れることができます。

「水溶性」CBDとは何?水溶性CBDと油溶性CBDの違いまとめ

今回の記事では水溶性CBDについてご紹介しました。
本来水にはほとんど溶けないCBDを最新のナノテクノロジーで水と混ぜ合わせ、人体に吸収しやすい状態にした水溶性CBDは、非常に汎用性が高くかつ吸収効率も良いため、国内国外ともに大きな注目を集めています。

とはいえまだまだ日本では流通量は少なく目にする機会は少ないのが現状です。
今後さらに水溶性CBDが有名になり、我々の手元に届くのを期待しましょう。