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今回は、ナノCBDの効果、安全性、将来性に関して、国内CBD製造メーカーVIVID社代表の文岡社長にインタビューしました。

ナノCBDとはいったいどういうものなのでしょうか?

ナノCBDとは、体のシステムや解剖学的構造内での生物学的利用能とその後の生物活性を高めるために、元のサイズの100万分の1以上に縮小されたCBD分子を指します。

簡単に言うと、ナノサイズのCBDは非常に小さいため、細胞の「血液脳関門」を貫通する、つまり非常に吸収率が優れています。粒子サイズが小さいほど、体の細胞が粒子を吸収しやすくなります。粒子サイズをカットするたびに、表面積が増加し、ヘンプオイル自体の濃縮を強力にし、細胞への到達時間も素早くなります。

ちょっとイメージがつきづらいかもしれませんが、角砂糖をイメージしてください。一つの角砂糖を粒に細かく分解すると、全体に広がるような感じでして、大きな塊を分子レベルで何千回も分解することで、粒子サイズが小さくなり、体の細胞が粒子を吸収しやすくなります。

ナノCBDの利点はなんでしょうか?

1つ目は優れたバイオアベイラビリティです。

バイオアベイラビリティというのは、人体に投与された薬物のうち、どれだけの量が全身に循環するのかを示す指標です。簡単にいうと、CBDの体内への吸収率を指します。

ナノCBDにおいては、ナノテクノロジー技術を駆使することで、標準のCBDよりも血中に早く入り、吸収率は数倍も高くなります。

2つめは飲料との互換性です。

「水溶性」にすることで、表面積を大幅に拡大し、ダイレクトに体に吸収されやすく、ほとんどすべての飲料または液体食品に分散可能です。ただ、水溶性製品(水溶性カプセルや水溶性チンキなど)は、比較的製造コストが高くなります。

3つ目は、味非毒性、非中毒性、および非精神活性です。ナノCBDによって、既存のCBDでは現れない味の劣化、中毒や精神活性が起こるということは確認できていません。

ナノCBDにリスクはありますか?

考慮すべき点はいくつかあります。

ナノCBDと謳っているが実際にはナノ化されていない偽物商品を扱う企業には注意しましょう。聞き慣れない科学的な言葉を並べられると信じてしまう消費者が少なくもないようですので、製造元が信頼できる企業なのか調べると良いでしょう。

また、体に合わない化学物質で製造されている可能性があるかどうかも確認できると良いです。例えば海外のナノCBD製品で、浸透性を高める添加物のプロピレングリコールでコーティングされたものがあります。

ナノCBDはどのように作られていますか?

通常、超音波乳化機や安定化ギアなど、多くの超音波装置の組み合わせで作られます。

サイズが20ナノメートル未満の半透明のCBDナノエマルジョンと呼ばれるナノ粒子分散液を生成し、水中で結晶を透明にします。

ナノエマルジョンの色は、CBDの液滴サイズが大きくなるにつれて、より乳白色で不透明になります。

ナノCBDはなぜ日本でほぼ流通してないのでしょうか?

一部並行輸入品とかでナノcbdは入ってきますが製品で言うと非常に少ないですね。

やはり国内だと、規制等は特にないですが、技術的な部分がネックで情報が知られていない、といったことがあります。

また流通の問題で、海外でナノ化かして日本に輸入するとコストが高くなります。具体的にいうと、3g運ぶのに100g輸送コストがかかります。

今後文岡社長の会社ではナノ化技術への展望を教えてください。

国内で技術を確立できれば消費者さんに良い製品が安く届く。なので弊社ではナノ化する技術を研究中です。日本国内では唯一&最先端のナノ化技術をもつ企業になりたいと考えています。

ありがとうございました。