私たち人間は、仕事・人間関係・勉強・家庭、日々、絶え間なく忙しい生活のスケジュールに不安やストレスを感じてしまう生き物であり、古来より呼吸、運動、瞑想、アロマ、食事、飲料‥etc いろいろな方法でリラックスを実践してきました。
特にヨガは、呼吸(プラナヤマ)と姿勢(アサナ)を通じてエネルギーを集中させ、心・体・精神を整える方法として、老若男女問わず世界中の人々に愛されています。
ヨガを通じてリラクゼーションを促進しすることで、日常生活でよりマインドフルに生きるためのインスピレーションを手に入れることができます。
そして今、海外を中心に、不安やストレスを軽減し、落ち着きとリラックス効果をもたらすことで知られる大麻由来の天然化合物であるCBD製品が、ヨギー(ヨガを行う人)達によって広く普及されているという事実が明らかになっています。
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大麻とヨガは古くから現在まで
ヒンドゥー教の宗教文書ヴェーダでは、5つの神聖な植物の一つとして大麻は、幸福の源であり、喜びを提供する物質だと呼ばれています。
大麻に含まれる成分CBDは、人体の心と体のバランスを司るエンドカンナビノイドシステムを整える働きを持つことから、心・体・精神を統一し、ストレス、不安、うつ病からの解放を可能にする効果があります。
そのCBDを、瞑想やストレッチのあるヨガと組み合わせることでリラックス効果が倍増するというトレンドが発生しています。
ヨギーに大人気なCBD
多くのヨギーが、落ち着きとリラックスの効果という面でCBDとヨガの親和性に注目しています。CBDには向精神作用(ハイ状態)が無く落ち着きとリラックス効果が生じるので、ヨガの練習にうってつけだという評価がされています。
CBDなどのヘンプ(あおあさ)に含まれる様々なカンナビノイドは、心と体の自立バランスを整えるエンドカンナビノイドシステムに作用し、痛みの軽減、不安、うつ病からの解放、また抗炎症反応を生成することから、アサナ後の痛みの筋肉を和らげるのに役立ちます。
またCBDを使うことで、ヨガを終え、マットを離れた後に、シャバアーサナによって得られた至福感情を長引かせることが可能です。
気分が良いときに、人間の脳内ではアナンダミドと呼ばれる神経伝達物質が自然生成されます。(サンスクリット語で「アナンダ」は「至福」を意味する。)その至福の分子であるアナンダミドは、体内ですぐに分解されますが、CBDはそのアナンダミドを分解する酵素を抑制することがわかっています。
つまり、CBDを使用することで、ヨガから得られる至福の感覚をさらに高めることができます。
どうやってヨガ×CBDを効果的に実践すればいいのか?
ヨガとCBDを効果的に実践するためには、まずCBDを適切に身体に馴染ませる必要があります。CBDの摂取方法は経口摂取(オイル)、蒸気摂取(リキッド)など様々で、作用時間やTPOの面で選ぶのが良いでしょう。
CBDを舌下チンキ剤(オイルを舌の下に点滴器で垂らす)で摂取する場合、CBDの効果を30分-1時間程度で実感することができます。口に入れてから1分程度は口の中に含ませまて、水やジュースで流し込むとスッキリ飲むことができます。場所も選ばず、コンパクトなCBDオイルを舌下に垂らすだけなので、ヨガ前やヨガ中にぴったりと言えるでしょう。
CBDをベープなどの喫煙で摂取する場合は、いわゆる蒸かし、ではなく肺に吸い込んで貯めることが重要です。ベープでのCBD摂取は生体利用効率が約50~60%と高く、経口摂取よりも多量のCBDを摂取することができます。(ただし体内に摂取される量は上限があるので摂取しすぎることが良いよは限りません)。3-10分程度と速く体感できますが、機器が必要なことや煙が出ることから、ヨガにはあまり向いていません。
CBD×ヨガの実践
CBDオイルのボトルを用意します。CBDオイルは効果発現に少し時間がかかるため(使用する方法に応じて15〜60分)、ヨガのルーティンである10〜15分の瞑想で始めたいと思います。
1.くつろいだ姿勢でマットの上に座り、ルーティンの準備姿勢になります。
2.CBDオイルを舌の下に垂らし、1〜2分間留めた後、胃に流し込みます。後味がきになる場合は、水を飲むと良いでしょう。
3.CBDを飲み込んだら、マットの上に横になって、シャヴァーサナ(死体のポーズ)で全身をリラックスさせ、ヨガのルーチンを開始します。必要条件として、CBDが体内で機能する時間を待つために、リラクゼーションポーズを少なくとも10分は維持するのがおすすめです。