様々なことに効果があると現在世界中から注目を浴びているCBD。大麻由来の成分ということもあり、怪しいといったイメージもありましたが、2020年現在そういったイメージも払拭されつつあり、多くの方がCBDの恩恵にあやかっています。
そんなCBDですが、実は二日酔いにも効果があると言われているのをご存知でしょうか。
今回の記事では、CBDと二日酔いについてご紹介します。
仕事やプライベートで飲む機会が多い、二日酔いで辛い日がある、という方はぜひ当記事をチェックしてください。
そもそもなぜ二日酔いになるのか
CBDが二日酔いに効果があるのかどうかを理解するには、まずは二日酔いになる原理を知っておく必要があります。
そもそも二日酔いとは、何が原因でどういった症状になることをいうのでしょうか。
大前提として、二日酔いとはお酒を飲んだ翌日に不調が表れることをいいます。
お酒を飲むと体内にアルコールが吸収され、アルコールを肝臓が分解しますが、その際に「アセトアルデヒド」という物質が生成されます。
このアセトアルデヒドは人体にとって有害な物質で、二日酔いの諸症状の原因となっています。
人によって肝臓機能は異なり、アルコールとアセトアルデヒドをすぐに処理できる人と、処理するのに時間がかかる人がいますが、処理に時間がかかると血液中のアセトアルデヒドの濃度が高まります。
血液中のアセトアルデヒドの濃度が高まると、アセトアルデヒドの毒性により、以下のような症状が引き起こされます。
- めまい
- 息切れ
- 動機
- 胸焼け
- 頭痛
- 吐き気
- 胃もたれ
これらの症状が、いわゆる二日酔いなのです。
ちなみに、二日酔いの予防として飲んだお酒の量以上の水を飲む、という方法は有名ですがこれは実際に効果がある方法です。
アルコールには利尿作用があるため、体内の水分量が減ってしまいます。対してアセトアルデヒドを分解するためには水分が必要なので、しっかりと水分補給をしなければアセトアルデヒドの分解がし辛くなってしまうのです。
さて、二日酔いの仕組みが分かったところで、CBDが二日酔いに効果的だと思われる理由について見ていきましょう。
CBDが二日酔いに効果的だと言われる理由
2020年7月のアメリカでの研究によれば、CBDは二日酔いの症状に対して有効に働くことが発表されています。
CBDの効果としては、以下が有名です。
- 消化器系の問題改善
- うつ症状の低減
- 発作の改善
- 炎症を抑える
- 過敏性腸症候群の改善
- 腎臓病の改善
- 肝疾患の改善
- 片頭痛の改善
- 乗り物酔いの軽減
- 吐き気止め
- 慢性疼痛の低減
- 睡眠の質の向上
さらに最近の研究では、CBDには強い抗酸化作用があることが分かってきています。
抗酸化作用は脱水症状の軽減、頭痛の軽減、吐き気や嘔吐の軽減、疲労回復、めまい止めに効果的なため、二日酔いにも効果があると言えるでしょう。
また、大量のアルコールを摂取すると脳細胞へのダメージがあることが知られていますが、CBDはこのダメージを低減する効果があることも示唆されており、今後の研究によってはこの効果が証明されるかもしれません。
CBDを摂取するタイミング
二日酔いを防ぐには、CBDをどのようなタイミングで摂取するのが良いのでしょうか。
理想的なタイミングとしては、飲酒を行う30分〜1時間前からCBDを摂取するのが良いでしょう。
事前にCBDを摂取しておくことで、血中に吸収されるアセトアルデヒドとアルコールの量を低減し、酔いが回にくくしてくれる効果があるようです。
また、二日酔いの症状が表れてからもCBDを摂取するのは有効かもしれません。
二日酔いによるめまいや吐き気、頭痛などの諸症状を、CBDの鎮痛効果や抗酸化作用が軽減してくれるはずです。
現在の研究では、CBDとアルコールを同時に摂取することによる悪影響は特に報告されておらず、それどころかCBDによるリラックス効果をアルコールが促進したと感じる人も多いようです。
日々の飲酒量が多い、二日酔いに悩まされている、という方はぜひアルコールと一緒にCBDを摂取するのがよさそうですね。
CBDは二日酔いに効くの?実態を調査まとめ
今回の記事では、アルコールや二日酔いとCBDの関係についてご紹介しました。
CBDを摂取することで、アルコールを分解した際に生成される有害物質のアセトアルデヒドの働きを軽減してくれる可能性が高いことがわかりましたね。
飲酒の前にCBDを飲んでおくことで、二日酔いの症状軽減や酔いすぎを防止し、アルコールによる脳へのダメージの軽減も示唆されています。
また、二日酔いになってからでもCBDを摂取することで、症状の軽減に期待できそうです。
CBDと二日酔いの関係についての研究は2020年7月と直近に発表された物なので、今後さらに様々な研究が行われることが予想されています。
引き続きCBDとアルコールの関係については、目が離せませんね。