2020年現在、東京五輪の開催などの影響もあり、飲食店やカラオケなどでタバコが吸えなかったり、路上での喫煙は当然禁止、またタバコ税も年々値上げし、喫煙者には非常に風当たりの強い世の中になってきました。
この機会に禁煙したいといった声も聞こえてきますが、タバコには強い中毒性があるためなかなか禁煙は成功しないのが実情です。
実際に当記事をご覧になっていて、禁煙したくても踏み出せないという方や、すでに禁煙を行い失敗した、といった方も多いでしょう。
そんな方のために、今回は禁煙に効果的だと話題のCBDをご紹介いたします。実際の実験のデータやCBDが禁煙を助けてくれるメカニズムについて解説しますので、ぜひご覧になってください。
タバコはなぜ辞められないのか
そもそもタバコはなぜ辞めるのが難しいのでしょうか。その理由は3つに大別できます。
- タバコに含まれるニコチンやタールは高い依存性を持つ
- 喫煙を辞めると禁断症状が出る
- 習慣的にタバコを吸っていると、禁煙した時に口寂しさがある
これらが禁煙を難しくしている主な理由です。タバコに含まれるニコチン・タールは高い依存性を持ち、ガンを誘発したりと健康被害も少なく有りません。
また、喫煙を辞めると禁断症状として、不安感やイライラした感情になり、長い人では約1ヶ月禁断症状に苦しめられる場合もあるそうです。
そしてタバコは何と言っても「何かを吸う」という行為そのものに習慣性が有り、禁煙すると口寂しさを覚えてついつい吸いたくなってしまう、といった声も多数挙げられています。
CBDは禁煙に効果的?
今回ご紹介するCBDですが、健康被害のないタバコの代替品として今とても注目されています。
まずはCBDとはどういったものなのかを学びましょう。
CBDとは何?大麻由来の天然成分
CBDとは大麻(マリファナ)から採れる天然の成分です。大麻は日本では違法ですが、大麻から採れるCBDに関しては合法なので、日本でも安心して利用することができます。
実際に販売業者も多数存在し、ドンキホーテなどのディスカウントショップでも気軽に購入できるようになっています。
もちろん違法な成分は入っておらず、CBDを摂取したからといってハイになることはないのでご安心ください。
CBDオイルとリキッドについてはこちらの記事で紹介しております。
CBDを摂取するとなぜ禁煙できるの?
CBDには様々な効果がありますが、一部の効果が禁煙に有効だとして現在注目されています。
CBDの代表的な効果として、「高いリラックス効果」と「不安の解消効果」が挙げられます。
これは、禁煙時のイライラや不安感を打ち消すのに最適で、喫煙の禁断症状を抑えることに非常に効果的であると考えられています。
また、CBDにはほとんどの場合ニコチンやタールが含まれていないため、CBDに依存してしまう心配もありません。
製品ごとに様々な摂取方法があるCBDですが、禁煙目的であればVAPEタイプのCBDがオススメです。
VAPEタイプであれば禁煙による口寂しさを解消しやすく、かつ簡単にCBDを摂取することができるので、禁煙の成功率もグッと上がるでしょう。
CBDが禁煙に寄与することを示す実験データ
2013年の研究によると、CBDを摂取することでタバコの消費量が40%減少したという研究結果が発表されています。
この実験は、被験者を「CBDの吸入器を与えるグループ」と「偽薬(プラセボ)を与えるグループ」にわけ、それぞれのタバコの消費量を調べる、という方法で行われました。
結果として、CBDの吸入器を与えたグループは偽薬を与えたグループと比べて平均して40%もタバコの消費量が下がったのです。
CBDを摂取してタバコの消費量が減少するメカニズム
上記の研究では、タバコの消費量が減少することはわかったものの、具体的なメカニズムまでは解明されませんでした。
ですがこの実験に付随して、CBDを摂取するとタバコの消費量が減少する理由として、ある一つの仮説が立てられています。
「喫煙者は、なんらかのきっかけ(店でタバコを見かけた、喫煙シーンをTVで見た)でタバコを吸いたくなる衝動に駆られることがある。これは、タバコに自然と注意を向けてしまって起こるもの。CBDはこの注意力に作用しているのではないか?」
上記の仮説を元に、CBDを摂取した喫煙者に対してランダムに写真をみせる、といった実験が行われています。
ランダムな写真の中にタバコの写真を混ぜると、CBDを摂取していない喫煙者はタバコの写真に高い関心を寄せるのに対して、CBDを摂取した喫煙者はあまり関心を持たなかったそうです。
残念ながらメカニズムはまだ解明されていませんが、事例証拠がCBDが禁煙に効果的であることを物語っていますね。
CBDがタバコの禁煙に役立つわけまとめ
今回の記事ではCBDがタバコの禁煙に役立つと言われる理由についてまとめました。
CBDはニコチンやタールを含まず、タバコの代替品として利用することができる上、リラックス効果や抗不安効果を持ち禁煙の禁断症状を抑える働きが期待できます。
さらにCBDそのものにタバコへの関心を失わせるような効果があるかもしれない、と現在も研究が進んでいます。
あなたも禁煙したければ、CBDを一度検討してみてはいかがでしょうか。